2016年07月17日

2016年7月14日のニースでの事件を受けて

2016年7月14日に、ニースで起こった事件は1年弱ニースで住んでいた私にとっては非常にショッキングで重いニュースでした。被害に合われた方が少しでも快方に向かうことを願うばかりです。今回の事件を受けて、素人ながら街に住んでいた1人としての印象を少し書き残しておきたいと思います。

参考: BBCのニュース
http://www.bbc.com/news/world-europe-36805164

いくつかのニュースではニースを保養地、比較的安全な場所と報道しているところもありました。確かに、住んでいるときの状況として、所謂殺人などの重犯罪はそんなに多くはなかったですが、置き引きから恐喝などのたぐいは多発していたように思います。一般的にみても、観光客が多く訪れる場所と、少し街中から外れた住宅街でも雰囲気は違いますし、危険度はまるで違います。これはフランスの大都市では大体同じような傾向と思います。ただ、中東、アフリカからの移民の多さは、やはり海岸沿いにあるニースやマルセイユはパリなどに比べて割合が大きいように感じます。それによる移民との対立は他地域と比べても大きく、その結果として移民排除に向かうマリーヌ・ル・ペン率いる国民戦線の支持率に反映されていると思います。印象的に覚えているのが、2014年の選挙の時の、誰かのスローガン"ニースっ子は、ケバブ食べるな!ソッカ食べろ!(ニースの名物料理)"。何気ない言葉ですが、非常に日常的な中の差別的な要素を含む、非常に厳しい言葉だと感じました。一方で、この流れが大きくなればなるほど既にフランスに住んでいる移民との対立を深め、衝動的な事件への引き金をひきかねない状況と推察します。

皆が皆、差別的なわけではありません。私のよく通っていたカラオケバーでは、ニースの下町っ子のところへアフリカ系、中東系の人が集まり、夜な夜なカラオケを楽しんでました。ただ、この店に来られる時点で、それなりに裕福なのかもしれません。アフリカの人はアフリカテレビ局の特派員のような人でしたし、中東系の人も店もって商売している人でした。本当に失業して、更に先の出口が見えない状態の移民と言われる人の気持ちは察することは出来ません。

今回の事件を受けて、やはり、根本にある、目に見える見えないにかかわらず、移民差別の雰囲気の影響を感じずにはいれませんでした。追い込まれた末に頼る場所がI Sの思想だったかはわかりません。ただ、その解決手段は提示されていたように思います。直接的な犯行から間接的な犯行へ拡大したのだとすると、今後非常に大きな転機となる事件だと思います。

個人として何ができるか?という問いは常に頭をよぎります。早々に解決できる問題でないことは自明です。ただ、個人としては、日本的寛容性の重要さを常に海外の友人や知り合いには説明しています。相手の考えを受け入れて、そこから解決策を考える、という、ある意味でよく日本人の決定力のなさの代名詞です。ただ、今の混沌とした世界情勢の中で、この考えが非常に重要になっていると個人的に考えています。即効薬ではないですが、自分の周りから少しずつでも情報を発信していきたいと考える今日この頃です。

このような事件が起こっても、ニースは私の第2の故郷であることは間違いありません。精神的にも鍛えられ、その中で温かく迎え入れてくれる友達と出会えたのもこの街です。少し先にはなると思いますが、また訪問したいと思います。

最後に、このような緊急時には訪問国の母国語を少しでもマスターしておく方がよいです。多分、この騒動の中で飛び交う言語はフランス語です。"逃げろ!"、"あっちだ!"、"助けて!"という言葉が飛び交っていたと想像します。また、警官も急いでいるときに英語を喋っている余裕はありません。フランスのニュース映像を見ながら、自分がこの場にいたら?と考え、行動イメージを持たないといけない時代なのかなあ、とも感じました。

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posted by kukai333 at 10:20| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月10日

日本に戻り

ということで、6月末に授業(というか後半は個別プロジェクトですが)を終え、7月頭に日本に帰国しました。その後は8月から新しい職場異動ということで、その準備と後片付けに追われ、日本の部屋掃除もままならない状況です。8月からは東京での仕事となり、東京の暑さにかなりまいってました。

日本に帰ってから、フランスやヨーロッパに関する書籍、漫画が無性に読みたくなり、時間があれば何か読んでました。池田利代子先生の作品は改めて面白いなあと感じました。ベルバラ、ナポレオン等フランスもので、今まであまり意識してなかったマルセイユ、ツーロン、コルシカの地理的イメージが分かった事、オルフェウスの窓で話題になっていたボスニア・ヘルツェゴビナでの皇太子暗殺が関係する話(観光でサラエボに行ってました)等が以前よりリアリティが増して感じる事ができました。また、カミュを読み返し、「異邦人」をよみながら、昔は???な感じでしたが、今だとなんかフランス人の友達との共通点が多く、フランス人にはよくいるタイプなのかなあ、等とも感じています。リアルにフランスと1年弱付き合って、かなり印象が変わったように思います。

ということで、MBA留学前から留学後を少し書いてみました。今回でこのブログは終了します。当面は今後EDHECに興味ある人向けに残しておきますが、その内消すかもしれません。ではでは。

posted by kukai333 at 12:03| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月01日

EDHECでの生活 - ワールドカップ2014 -

今年は丁度ワールドカップの都市でした。30か国から生徒が集まっているクラスですから、色々な試合で結構盛り上がります。6月30日時点でフランス、そしてたくさんの人が住んでいるアルジェリアがグループリーグを突破したおかげで、フランスは平和な日々が続いています。ま、勝っても負けても色々騒ぎ起こるんですけどね。
posted by kukai333 at 01:28| Comment(0) | MBA生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月28日

EDHECでの生活 - 英語 -

こちらで色々な生徒と接してきましたが、皆英語の表現が豊富だなあと思う事が多くありました。日常会話から、プレゼンテーションまで。何故かなあと考えてみると。

・よく、所謂洋楽を聞いている
有名な曲は大体皆そらで歌ってます。多分歌詞カードとかはみてないので、耳で聞いて覚えてんのね。30代前半が多いのに、80'sのForeignerやDead or Aliveを普通に歌ってる彼らは凄いなあと思います。

・よく映画を観に行ってる
皆で連れだって英語の映画を観に行く事も多くあります。また、映画の話もよく話題に上ります。映画をみて、自分で解釈して、説明する、ってのが普通に出来ている人が多い。

・よく英語の本を読んでいる
ネイティブでなくても、よく売れたDan Brownとかは結構皆読んでます

・よく英語の新聞を読んでいる
Financial timesは学校でも配ってくれているので、読んでいる人が多いです。

ということで、感想としては、英語に日常的に接していて、どんどんスキルアップしてるんだろうなあ、とうい感じです。彼らはスキルアップというより日常的な感じで英語と接触しているんでしょうね。私は流石にこのレベルまでいけてないです。というとこで、コミュニケーションは少し苦労しました。ただ、洋楽好きなところは助かって、皆で一緒に歌うところは楽しめたのは良かったです。
posted by kukai333 at 02:49| Comment(0) | MBA生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月24日

ニースでの生活 スト

ニースでの生活も後2週間程となり、ぼちぼちと荷物の片づけをし始めているところです。

帰国に際し、問題なのはスト。6月(2014年)に入ってから、SNCFの1週間ストを始め、様々なストを体験してしまいました。フランスは観光の評判が悪いのを払拭しようとしていますが、まずはこの問題から解決すべきでしょう。一部のフライトは、管制官のストで6/24-29で一部結構になっているし。

スト体験1
夜行便でニースからフランスへ行く予定でしたが、見事にキャンセル。キャンセルの場合は、払い戻しか、2か月以内ならそのチケットで目的地まで無料で乗車できるとのこと。しかし、そのチケットでは席が予約できないため、乗車後に、空いてる席を探して座っていかないといけません。空いている時はいいんですが、混雑時には停車駅毎に席を移動しないといけない羽目に。私は、スト終了後の翌日に、このチケットで乗車しましたが、当然のようにこのチケットで乗車している人も多く、席がなくて階段に座っている人もいました。

スト体験2
シャルルドゴール空港に向かう途中で、空港に向かうRER B線のストに合いました。なんでも、Gare du Nord以降を運営するSNCFのストだとか。普段は15分に一本くらい空港行きが出ています。私は23時25分発の夜間便だったので、余裕を観て9時前にはNord駅に到着していたのですが、そこでストを知り、走り回りました情報収集をするが、1時間以内に電車が出る、の情報のみ。一応、その言葉通り9時40分頃。が出て22時15分頃に空港到着して、なんとかチェックインが出来ました。もうちょっと早めにSNCF情報をみておけばよかったと反省。

とにかく、旅の時はSNCFのサイトをマメにみておかないといけないなあと思いました。特にスト時期。ストが終わっても、なんかの調整とやらで、翌日以降もキャンセルされることも多いですし。下記のアプリは必須ですね。
http://www.sncf.com/fr/services/applications-mobiles

しかし、その前にストをなんとかして欲しいんですが。フランス人に聞くと、フランスはそういう国だからと、うーん。
posted by kukai333 at 07:15| Comment(0) | ニースでの生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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